2021.2.20
坐骨神経は腰から出て脚へ行ってる神経でその神経は筋肉を動かす運動神経と下肢の感覚を脊髄から脳へ伝えるための知覚神経の混合神経です。まず坐骨神経の患者様への1番大事な検査は下肢の感覚が正常にあるのか?感覚が鈍かったり感じないという事は無いのか?
もう1つは下肢の筋肉の筋力は正常なのか?レベルがありカイロプラクターなら腰のどのレベルの神経が下肢のどの部分の知覚を支配しているのか?どの筋肉を動かしている神経なのか知っているので分節を考えて検査していきます。
深部腱反射と知覚検査と筋力テストになります
コダマカイロプラクティックセンターには体表筋電計やサーモグラフィーもありますが上記の検査はマニュアルで30年の経験で左右差や腱反射の疲労性など判断します。毎日やってる検査になります 基本中の基本でこの検査をやっていない施術所はカイロプラクティックではありません。整体とかマッサージ店です
最も大事なのが脳や脊髄の問題の中枢神経の問題はあるのか?病的反射の検査で陽性なのか?深部腱反射の亢進はあるのか?
通常この2つが陽性なら施術は致しません。既存の患者さんで通院中でこの状態の手前の症状で1次的に引っ掛かる場合診ることもあります
腰椎すべり症がありコダマカイロで良くなり安定していたがまた症状が悪くなったとか
病的反射が出れば診ません
というか診てはいけません 禁忌症です!
20年前に歯科医がご自分の患者様と一緒に来て検査したことがありまして病的反射出現 腱反射亢進 筋力が突然、調整が効かず転ぶなどでしたので脊髄から脳までの経路のどこかに問題がありカイロプラクティックでは治らないから病院で検査するように伝えると歯科医はそんなこと言わないで診てやってくださいと言われたことがありましたが診れないし多分治せないので最初から診ない方がいいと思ったからです。
後日1つ目の病院では原因が分からずで電話かかってきたので違う病院に行くようにススメましたところ
筋委縮性側索硬化症という難病であることが分かりました
1年後にお手紙を貰いだんだん症状は進行してきてそのうち手紙も書けなくなると言っていました
話が坐骨神経からそれましたので戻します
その坐骨神経はなんで出ているのか?を考えて検査や動作 姿勢分析 触診などで調べます
筋肉から来ていれば私的にはさほど難しくないのですが腰椎分離辷り症とか椎間板ヘルニアだとより慎重に診る必要があり
施術の方向が間違ってたりすると悪化します
椎間関節 腰仙関節 脊柱の前後の筋肉のバランスや伸張性 股関節 色々診ていきます
足関節や足の指の関節の可動域の左右差を治すこともありますし足底の筋膜をリリースすることもありますしその患者さんにより違いますので同じ施術にはなりません
体操や運動などエクササイズやリハビリもどんなことをやるべきか?患者さんの坐骨神経の原因によりやることが違うので
YouTubeなどでこれをやれば良くなるとか沢山やってますが全員がそれやって良くなるのか!?と思う
そもそもストレッチだけで坐骨神経痛が治るのはそもそも真正の坐骨神経痛ではないと思うよ。笑
寝方の向きも横向きがいいという事をよく聞きますが横向きの腰椎のカーブがどのようになり症状に影響する方向なのか?緩和するポジションなのか?で違うわけで痛い方を下にして横向きが良いと言っても全員には当てはまらないのです。
立位で前屈して足が痛くなったり痺れたりする患者さんにそういうストレッチやってくださいとは言いませんし
痛い方を下に横向きにして症状が強くなる可能性が高い患者にそういう寝方が良いですよともアドバイスはしません
コダマカイロプラクティックセンターでは集客のためにブログやYouTubeでこれをやれば良くなると宣伝することはありません。
整体師なのか?ユーチューバーなのか?って思うほど動画が多い治療院を他県で見たことがあります
でも動画は分かりやすいですよね~ 上手に分かりやすく説明するにはとってもいいので動画が悪いと言ってるわけではありません。内容です。
診てみないと分からないので一方的に患者さん診ないでこうすると良いとは言えないので1度ご相談ください